内閣府男女共同参画局がFacebookページ開設
先日の消費者委員会と消費者団体との意見交換の場で、消費者委員会の活発な活動は敬服しているが、残念ながら一般には全くといっていいほど知られていない、広報の仕方を考えて、もっと露出すべきではないかということを申し上げた。
で、具体策を聞かれて答えにつまり、内心ではTwitterとかFacebookページとかやったらどうかと言いたかったのだが、言えないでいた。
なぜ言えないでいたかというと、Twitterにしても、FBにしても、公的機関がこれを活用して情報発信をし、双方向性を存分に活かしてコミュニケートし、存在感を示すのは、ある種の覚悟と努力が必要だからだ。
政策内容によっては非難・批判が集中する口を作ることにもなるし、政策内容をSNSに掲載するということは批判・非難の呼び水ともなる。そしてそれこそが炎上マーケティングとも呼ばれるように、注目度を高める方策でもあるのだが、おそらく炎上することは悪いこと、恥ずべきことくらいにしか思っていないだろうし、可能な限りそれは避けるべきと思っているだろう。
まんべくんほどではないにしても、それなりにやんちゃな書き込みでなければ、炎上すらしないということになる。可能な限り非難を呼び込まないようにと気をつけた書き込みでは、公式のウェブサイトの他にSNSを通じた情報発信をする意味はほとんどないのだが、その覚悟と努力は、おそらく望めないのではないかと、そう思っていた。
さて、その点で今回の男女共同参画局がFBページを開設したというのは、期待半分、不安半分といったところだ。ただでさえ叩かれやすいジェンダーの元締めが、いかほどの覚悟を持ってFBページを運用するのか、楽しみではある。
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