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2013/02/03

univ:大学業界と大学人が失敗するコツ

ISHIDA, TUMBLE, SHINJUKUというサイトに載っていた仕出し弁当業「玉子屋」社是「事業に失敗するコツ」というのがあまりに琴線に触れたので、著作権法が認めてくれないパロディを敢行する。パロディといってもほとんど原文ママなのだが。

題して、大学と大学人が失敗するコツ

1.旧来の方法が一番よいと信じていること
 これはもう、そのまんま大学と教授たちに当てはまる。
 で、私自身も旧来の方法が一番良いと思うことがしばしばなので、それが何が悪いかと開き直る気持ちもわかる。が、世の中は変わっているのだし、大学の存在意義とか機能とかも、大学によっては変わらざるをえないことは無視できない。

2.もちはもち屋だとうぬぼれていること
 大学教育のこと、大学人の研究のこと、そう自惚れていることは否定出来ない。

3.ひまがないといって本を読まぬこと
 大学人の陥りがちなことではある。大学人に限らないが、大体、世の中の講演とかシンポジストの報告などでも、今問題となっていることとか、最近の判例学説の進展とか、そういうことを知らないのが丸見えな報告もある。

4.どうにかなると考えていること
 自分がどうにかしなけりゃ、どうもならないことなのだけど、人任せ。法学部と法科大学院の信用が日に日に落ちているのに、その対策をまともに考えようとはしない。私もそうだけど。

5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
 耳が痛い。とりわけ教授とおだてられて頼られて感謝されたりすると、地道な研究から遠ざかる一方になってしまう。あるいは研究生活でも、将来構想を考えないで目先の仕事をとにかくこなすことでは、少年老い易く学成り難しの理通りとなる。

6.良いものはだまっていても売れると安心していること
 研究者とは、およそ自分の研究内容を宣伝しようとは考えないもので、大学構成員の研究内容の高度さとか注目されるべき価値とか面白さとかを積極的に表に出そうとはしない。大学の戦略ということは、その担当とならない限り、軽蔑していたりする。

7.高い給料は出せないといって人を安く使うこと
 非常勤講師や任期付の研究員、さらには契約社員によって支えられている大学。しかしどうしたらよいか分からない。

8.締切は延ばすほうが得だとなるべく原稿を先延ばしする工夫をすること
 ここはアレンジしました。すみません、私はそんなつもりではないのですが。信じて下さい。

9.機械化・自動化は信用出来ないといって人海戦術に頼る
 原意とは異なるかもしれないけど、書類仕事の効率化とか、教材のデジタル化とか、研究資料のオンライン化とか、色々とオールドスタイルに固執されているのが大学。大学組織が悪いのではなくて教員・研究者が付いて行かないのが第一要因であることは言うまでもない。
 
10.学生(教員)はわがまますぎると考えること
 もう注釈は不要だろう。教員は学生がわがまますぎると考えているし、事務は教員がわがまますぎると考えているし、学生も教員がわがまますぎると考えている。でも学生はその先生の授業だけを受けているわけではないし、学業だけに専念しているわけでもない。他方先生も、授業だけやってればいいわけではないのにね。

11.教員は人情は禁物だと考えること
 ルールを守ることは公平ということだが、他方で実質的な平等ということも考えないとならない。

12.そんなことはできないと改善せぬこと
 もう、そのまんま。でも例えば日本の法律を日本人学生がほとんどのクラスで英語で教えろとか言われると、「そんなことはできない」。

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生活雑感」カテゴリの記事

コメント

現実 (現在時制) の内容は、日本人により「世の中は、、、、」の形式で言い表されている。
現実は一つであり、個人的な多様性が見られない。日本人の真理ともいうべきものである。
だから、もしも個人的な発言に違いがあれば、事実関係調べが行われる。

多様を尊重する社会には、真の個人主義がある。
非現実 (遠未来・遠過去) の内容には、個人的な多様性が見られる。
非現実に対応する文章構文があれば、その内容は成案・考えとなり個人差が出てくる。
対応する文章構文がなければ、想いから矛盾を排除できず、空想・出鱈目にとどまり鬼も笑う。

遠未来の社会の内容が明らかに描かれれば、建設計画に着手できる。人々の協力も得られる。
建設的な意見の持ち寄りにより進歩ははかどる。
遠未来の社会が明らかにされなければ、建設計画もできない。人々の協力も得られない。
不毛の議論の連続で、人々は未来に対する不安と閉塞感にさいなまれている。

筋があれば理想 (ideal)になる。なければ空想 (fantasy) になる。
日本語には、未来時制がないから理想の世界は展開できず、現在時制の世界における戯けごとになる。

一寸先は闇と見ている政治家たちに導かれて、国民の生活は動いている。
自分が死んでもこの国がまっすぐに理想の世界に進むようなルール作りを政治家たちにはしておいてもらいたい。

それには、時制のある言語 (英語) の教育が必要である。
英米で高等教育を受けてきた者を活用できる知的な社会の枠組みを作って、彼らを優遇しなくてはならない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2013/02/04 13:32

一昔前、大学教授出の首長というのがいた。
この氏はテレビに出る大学教授のように、評価の定まらないネットを多用することから、陳腐な荒唐無稽な学説を披露する研究者。

投稿: * | 2013/02/04 14:47

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