Book:現代調停論
九州大学大学院法学研究院の入江秀晃准教授の力作をいただいたので、ご紹介。
米国の調停、とりわけ自主交渉援助型の調停においても存在するジレンマを明らかにしつつ、米国の現代調停には「自由を追求しつつも、道徳的であろうとしていること、裁判所からの支援を得つつ、裁判所の文化とは異なる固有の価値を守ろうとしていること、多様性を追求しつつも、合理的で効率的な機関運営を行おうとしていること、紛争の個別性に寄り添い、当事者の自己決定を最大化しようとしつつも、公正さ確保の観点で並々ならぬ努力が払われていること」という現実があることを踏まえ、第二部で日本の調停に関する分析検討が行われる。
実態に即した議論が展開されており、これを一言で要約すると全く身も蓋もない事になってしまうので、興味のある方は是非、ご一読されることをお勧めする。
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