matimulogのこの一年
このブログに書いたエントリでPV数の多いものを集計し、この一年を振り返ってみた。
1. election:最高裁裁判官国民審査の参考資料
ついこの間の記事なのだが、今年はこのエントリが最もPVされたのである。
関連記事「election:期日前投票、最高裁裁判官国民審査も。」
ちなみに同種の記事は前回の総選挙時にも「vote:最高裁判事の国民審査下調べ」としてアップしていたが、今回の方が注目度が高かったのは世間全体の最高裁裁判官国民審査への関心が高まっている証左であろうか。
美唄にある専修大学北海道短期大学で、憲法I,II、刑法I,II、民法I,II、商法I,IIの全てを労働法の先生が教えることになっているというエントリである。
3. spam:迷惑メールに返信するとこうなる
スパムメールに対しては、オプトアウトをというのが当初の方針だったが、オプトアウトのメールを送ると余計にしつこく送られるようになるということで、オプトアウト法規制は役に立たなかった。その象徴的な出来事である。
4. arret:君が代不起立を理由とする減給処分は違法
最判平成24年1月16日の二つの判決を対象とする紹介で、単なる不起立行為やピアノ伴奏拒否では減給や停職が重すぎるという判断をしている。賛否いずれからも議論の有りそうな判決である。
5. arret:非嫡出子相続分差別の違憲判決by名古屋高裁
これは昨年の、名古屋高判平成23年12月21日の紹介である。
立法府を通じた差別の是正が期待できない現在、司法を通じた是正に望みをかけるというのも、日本の統治機構に備わっている政策形成の1つのあり方である。
6. UNIV:田中真紀子文科相が大学設置認可答申を覆す
民主党政権の末路を象徴するような事件ではあった。華々しくぶちあげて尻つぼみになった八ッ場ダム問題とか普天間基地移設問題とかとも似ているし、こんなダメな人材を大臣にする野田さんの徹底した人を見る目の無さの象徴でもある。野田首相という人は、他にも警察と検察の区別がつかない法務大臣とか、答弁が常にシドロモドロの防衛大臣とかを選んでいたし、マルチ商法業界の後援を受けているような人を消費者問題担当大臣に据えるとか、もうそのダメダメさは目を覆うばかり。
関連記事にuniv:不認可は伝えたが、不認可処分はしていない。この顛末を見ても、日本は中央官僚によって保っているのだなぁという思いをヒシヒシと感じてしまう。
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