FRANCE:ナントの裁判所がホテルになった。
ナントの裁判所の建物が、ホテルとして装いも新たに開業というニュースがリベラシオンに報じられている。
A Nantes, l'ancien palais de justice est devenu un hôtel de luxe
ラディソン・ブルー・ホテルチェーンが、所有者である市から賃貸して開業したものだ。
画像はラディソン・ブルー・ホテル・ナントより。
リベラシオンの記事によると、かつて被告人が刑の宣告を受けるために待った部屋というのが、スパとフィットネスの部屋となっており、また重罪院の法廷はレストランになっているそうだ。
重罪院は、高等裁判所のレベルにあり、日本の裁判員裁判とよく似た手続で行われる。似ているのもそのはずで、フランスの制度を参考にして作られたのが日本の裁判員裁判というべきであろう。
重罪院はフランス語でCour d'assiseというが、レストランの部屋はL'Assiseと付けられている。
記事でもホテルのサイトでも、例えば客室が裁判所ならではの部屋ということは書かれていないので、おそらく裁判官室や事務局の部屋が客室にリニューアルされているのであろうし、特色はないのかもしれないが、例えば小法廷を客室に応用するなどの工夫がされていたら、是非泊まってみたいものである。
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