Book:今日から日雇い労働者になった
つい昨日、たまたまお昼を買おうと立ち寄ったコンビニで見つけた本である。一気に読んでしまった。
帯に、「今、失業したらこんな生活が待っている」と書かれている。就職活動が上手く行かず、腰掛けのつもりで職場で妥協したり、そもそも最初からフリーターで当座をしのごうと考えてしまう学生さんがいたら、是非とも読んでほしいと思った。
他方、この本は実に暗い。
著者が1ヶ月、住む家のない日雇い労働者を体験した記録ということで、ネットカフェまたは一泊2000円程度の旅館を転々として、日雇いのアルバイトないし派遣を、これも転々とする生活をしてみたという記録である。
その収入は月19万円少々で、5万円程度は余ったというのであるが、このようなことは長続きはしないというのが著者の総括だ。
他方で、学生の主婦のバイト、本業が暇になったから小遣い稼ぎにするという人々には向いているし、また仕事の内容も正規に雇用した社員にやらせるのでは会社としても社員としても見合わないという内容だったという。
要するに、生業としては内容的にも収入的にも不適切な仕事であり、バイトや副業としてやるべき仕事なのに、生きていくために頼らざるをえない状況があり、つらいということである。
お口直しに、クリスマスシーズンで売れているのが、サンタさんの手紙だ。ただし、クリスマスプレゼントに間に合うかどうかは微妙な状況。
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