politique:解散総選挙後は大連立か?
今テレビの日曜討論では、与野党の醜い責任押し付け合いが繰り広げられているが、チキンレースをやってきて自治体その他に迷惑をかけてきたことは明らかで、与野党とも、どの口で言うかと思う。
それはともかく、少なくとも特例公債発行法案では審議日程が固まったようなので、この点についての責任押し付け合いは単なるポーズであり、特に自民党がチキンレースを降りるにあたっては何らかの密約が安倍野田間で成立したということなのではあるまいか。
解散総選挙となれば惨敗確実ということは、さすがの民主党の中の人も重々承知であろうし、解散のメリットはゼロの野田民主党が年内解散に応じることは通常ではあり得ない。有りうるとすれば、選挙惨敗後も政権運営を三党で続ける合意が成ったということではないか。
民主党が解散を先送りする材料としては、最高裁の違憲状態判決を葵の御紋にとって、衆議院定数是正とその区割りの実施の必要というのがある。これを持ち出せば、解散は数ヶ月先になる。敢えてそうしないのだから、解散を受け入れる何らかのメリットを見出したのであろう。
自公側にとっても、選挙前に大連立に踏み切ることは、民主党の有り様からして自公側にあり得ない選択だろうが、維新なり石原新党なりが体制を整える前に解散総選挙したいのは切実だろうし、参議院の構成が変わらなければ過半数がないのだから、総選挙後に首尾よく自公政権復活となれば民主党を取り込まざるをえない。
そういうわけで、自公が審議に応じて太陽政策に切り替えたのは、民主党に選挙後の政権参画の可能性をちらつかせ、あるいは口約束して、野田執行部に解散を確約させたのではないかと想像される。
選挙後、自公が衆議院で2/3を取ったら、民主党に頼る必要性はかなり低くなり、民主党は冷遇される。場合により全く切り捨てるかもしれない。
これに対して自公が2/3を取れなかったら、自公民連立ということも有りうると思う。
10月下旬頃から、そんな密約の下で進んでいるのじゃないかなぁと想像中。
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