Istanbul:家族と暴力に関するカンファレンス(2)
イスタンブールで開かれた家族と暴力に関するカンファレンス(1)の翌日は、法的問題が対象となった。
日本からは神奈川大学法学部の井上匡子教授と私とが参加し、概ね下記のような報告を行った。
日本の家族文化、その時代的変遷と親密圏の位置づけ
日本法と裁判制度の概略
日本のDV対策法とその問題点
DV対策法の問題点としては、緊急時の対応にしても、長期的な被害者支援についても不十分であり、刑事と民事との連携やNGOなどとの協力が必要である。
その後、トルコの弁護士および被害者支援団体の構成員がトルコ国内の状況について報告があった。午後はあいにく参加できなかったが、子どもの保護に関する報告が予定されていた。
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