脱原発デモを報じないMediaにメディア人が論評
首相官邸周辺の脱原発デモ、あるいは代々木公園での脱原発集会、その他全国に広がっている原発反対デモや集会について、マスメディアは注目しようとせず、黙殺こそしないものの、多少は報じるものの、いわばまともに取り上げようとはしない。
そのことを正面から認めて、その原因を分析し、問題提起をしたのが、次の記事だ。
要旨は、デモをする人々に対する偏見と、マスメディアの記者たちが官尊民卑的な物の見方に染まっているという点から、いわゆる市民の異議申立ての動きには「どうせデモやるああいう人たちでしょう」というような慣性・惰性に支配されて、まともに取り上げてこなかったというのである。
この状況に対して、下記の書物の著者はなかなかシニカルだ。
日本のマスメディアは、アラブの春だのビロード革命だのには共感するのに、日本の民衆行動にはとにかく冷たい。
デモは権利だと口では言う法律学者や政治学者の中にも、そんな偏見に動かされている人たちがいそうである。マスメディアだけの問題ではない。
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コメント
参考になる本ですね。
投稿: 吉田けい@ビジネスモデル研究 | 2012/10/08 01:37