2030年に向けたエネルギー政策のパブコメ
原子力依存をどうするのか、3つの選択肢を提示してなされたパブリックコメントに、締め切りギリギリながらも意見送付をしたので、ここに公開しておこう。
【要旨】
ゼロシナリオに賛成。使用済み核燃料の処理不能の現状と、安全性や事故対策の備えに全く信頼できないからです。2030年までにそれらが解決されれば政策変更もありですが、今はゼロシナリオに賛成です。
【意見】
2030年で原発による電気エネルギー依存をゼロとするシナリオに賛成します。
理由は、(1) 使用済み核燃料の処理ができないでおり、高速増殖炉を用いた核燃料サイクルは不可能な状態で、六ケ所村での再処理工場もMOX燃料にしか役に立たず、結局使用済み核燃料は直接処分するしかありません。しかしその方法は、場所的にも技術的にも確立されておらず、できるかどうかもわかりません。このような現状では、子孫への未解決の課題を押し付けることをなるべく避けるべきですから、使用済み核燃料を生み出すのは必要最小限にすべきです。
また(2) これまでの原発は安全神話維持を優先し、危険が指摘されても安全神話を揺るがすことはできないとして、対策もとらないで来ました。その結果が福島第一発電所の事故です。このような体制の下では、安全だと言われても全く信頼が置けません。
原子力規制の新たな体制がスタートしても、規制委員会のメンバーが原発を推進してきた関係者でほとんど占められるなど、従来の安全神話に囚われてきた愚を改めようという姿勢は見られません。
加えて、大飯原発再稼働に当たっても、活断層の存在が指摘されていても無視して再稼働を推し進めたり、活断層かどうかの調査は原発稼働の利害当事者である関西電力にそのまま任せたりして、地震のリスクをきちんと評価して備えようとすらしていません。ましてや、全電源喪失、そしてメルトダウンといった過酷事故への対策は先送りにしたままです。どうせ事故は起こらないから事故対策は先送りでいいということであれば、福島第一発電所の事故の教訓を全く活かしておらず、相変わらずの安全神話依存です。
従って、これでは大飯原発の再稼働すら賛成できませんが、こうしたいい加減な対応でごまかすのをやめて、きちんと安全性確保を図るのであれば、当面の原発再稼働はやむを得ないところです。原発に30%も依存してきた以上、電力の安定供給も、従来の経済構造も、原発立地地元の生活構造も、直ちにゼロにするといった急激な変化は打撃が大き過ぎますから。ただし、それでもトイレのないマンションといわれる使用済み核燃料の問題は残りますし、事故のリスクとあわせて、そのコストは電力使用者が負担して行かなければなりません。
2030年までに、原発の安全性や事故対策が進み、かつ使用済み核燃料の処理の問題が解決されれば、原子力発電の維持もあり得るかもしれません。その場合は、将来の政策変更も可能です。その点を留保した上で、現時点では、ゼロシナリオを当面の政策目標とし、再生可能エネルギーの開発や省エネルギーに政策と予算の優先順位を与えるという方針に賛成します。
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コメント
それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。
意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
12歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、
白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
自らは望むことなく危機に陥る民族か。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
投稿: noga | 2012/08/12 21:52