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2012/05/24

Bankruptcy:倒産企業の焼け太りに競争相手がやっかみ

JALの好決算にANA社長が「ずるい」といっているようだ。

J-Cast:日航好決算に全日空イラつく 「フェアな競争といえるのか」

 まあ、気持ちは非常によく分かる。
 かつてのナショナルフラッグということで、マスコミの扱いは今でも日航がジャンボ機をすべて退役させれば日本の空からジャンボがなくなったかのような報じ方だし、日航がB787を導入すれば、既に全日空に就航済みなのに新しいことのように報道する。
 おまけに、新千歳空港では、メインのお買い物ひろばに面した部分は相変わらずJALが占めており、ANAは左はじによった部分に追い込まれている。空港内でのステータスも依然として日航が一番のような感じだ。

 倒産企業のくせに、出来の悪い子会社を地元に押し付けたくせに、国から援助されているくせに、である。

その上、決算における利益が大きく異なり、水をあけられているようでは、全日空は健全な経営を維持して日本の空の交通をきちんと守っているのに対して、極めて不公正ではないかと、そう言いたくなる気持ちも分かる。

こうした現象は、倒産企業が法的に再建のための特別扱いを受けることにともなって競争的にも有利になることであるから、別に日航と全日空に限ったものではない。ただ、あまりに急激なV字回復で、保護が行き過ぎたのではないかという感じがするだけだ。

全日空的には、日本航空の倒産リストラについて、例えば全株式を紙くずにするという重大な結果を招いたとか、従業員を大量に解雇し、訴訟沙汰にも巻き込まれていることなど、自分たちがやらないで済んだことにひとまず安堵すべきなのである。
その上で、全日空的にも不断のリストラを、経営破綻に追い込まれる前に、自らの手で、行なっていくべきだろう。そして経営的にスリムになって、利益を増大させる方向に向かうことである。もちろんアンフェアな措置があれば、それは正していくべきだが、基本的には、倒産企業のしたことを見て、倒産する前に他山の石にしてほしい。

幸いにして、株主は全日空の味方である。

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