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2012/04/28

LEXIS検索実習

今日の法情報学は、LEXIS.comとアカデミックを用いた検索実習であった。今日も、本職の方にお出でいただき、午前午後にかけて米を中心とする英語資料へのアクセスを体験した。

実際のところ、法科大学院生にとって英語資料へのアクセスは当面縁のない話であるが、法情報学は法科大学院と研究大学院の合併授業であり、研究大学院生にとってはむしろ必須なスキルである。
加えて、ロースクールから研究大学院に進学しようという学生もいないことはないので、そうした学生には有用であろう。

法情報学的には、日本の法律データベースと高度に発達したWestlawやLexis Nexisのデータベースとの比較検討が興味深い。
Lexis.Japanは最近触っていないので分からないが、先週登場したWestlaw Japanはアメリカの法律データベースのノウハウをある程度取り入れて、検索の効率化を図っている。ただ、まだまだのところはあるという話であったが。
実際法律と裁判例自体はタダで国からオンライン配信されているので、それに付加価値をつける、それも法律家や企業法務向けに付加価値をつけるためには、法律専門家の大量関与が必要なはずである。数千人にも上る法曹資格あるリサーチャーの関与があるデータベースの価値は、そのような人的コストをかけていないデータベースを遥かに凌駕するであろう。
リサーチャーの数だけではない。データベース編集能力も、データベースのユーザーの視点から有用と評価できる機能を開発する、そんな能力が問われている。

さしあたり、商事法務が無料配信しているメルマガよりも有用な最新情報を配信するということも難しいだろうが、そこを頑張らないと、料金は取れない。

今日の昼食に話したことだが、法律と裁判例についてはデータベース会社としても無料提供することで割り切ったらどうか?
その無料データベースに、裁判所や総務省のデータより少しだけ付加価値を付けて、少しだけ使いやすく、また最新情報のキャッチアップもプッシュ型メールで提供するアラート機能をつけてやりやすくしたものを無料IDで使わせたらどうか?
そうやって取り込んで初めて、そのIDに有用な付加価値を提供でき、有料会員へのグレードアップを誘導できるというものである。

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