Book:条文の読み方
有斐閣から出た一冊、月刊法学教室で連載したものをまとめたものだ。
色々とトリビアがあり、読み物としても面白い。
例えば、既にツイッターで紹介してしまったが、
・法律なのに、政令◯◯号という番号が付いている法律がある。それは何か?
・本則の条文内容を附則で変更している法律にはどんなものがあるか?
この本の中で紹介されているものの他に、少なくとも2つか3つは思い浮かぶ。
・施行期日が定められていない法律や政令はどうなるか?
法例(現法適用通則法)の適用にはよらないようだ。
・法律中に、「この法律は◯◯年◯月◯日までに廃止するものとする」と規定されていたら、その日が経過すると当然に効力を失うか?
その他にも色々面白いコラムがあるのだが、はたしてこの面白さを学生さんが分かってくれるか、いささかマニアックな笑いしか呼ばないのではないかという危惧がないでもない。
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