bankruptcy:信楽高原鉄道が特定調停申立て
もともと国鉄の赤字ローカル線の一つだったが、廃止ではなく第三セクターとして存続する道を選んだ。主要株主は甲賀市、滋賀県、湖南市などのほか、滋賀銀行や地元企業の組合などで構成されている。
例の事故は、平成3年のことであり、賠償金は株主でもある滋賀県、甲賀市などが貸し付けてまかなった。
今回の特定調停では、借入金の大幅カットとともに、公設民営、すなわち県や市が設備を所有し、運行を会社が行うという形態への変更も議論されるということである。
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コメント
2011年4月27日に、責任割合は「JR西日本:信楽高原鉄道=3:7」とする大阪地裁の判決が出ています。遺族らへの賠償金はJR西日本が5割強を負担していたので、信楽高原鉄道が約11億1400万円を支払うこととなったのですが、JR西日本は、翌5月「信楽高原鉄道が地域の公共交通機関として存続することが望ましい」としてその債権を放棄しています。
投稿: Ikegami | 2012/02/09 14:00
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 特定口座 | 2012/03/13 16:55