Book:この正月に読む本
積ん読本は沢山あるが、この正月に読もうと思って読み始めたのがこれ。
今年のゴールデンウィークに第1巻を読んだことを紹介していたが、その後、第2巻はあっという間に読んでしまい、長らくおまたせされていたところ、本屋で見かけたので早速買い込んだ。
十字軍というと、どこか滑稽さとか、ドン・キホーテ的な雰囲気を感じてしまうのだが、これはもちろん私の先入観。若い頃はクルセイダーズをよく聞いたが、これが十字軍を意味することも、その当時知っていたかどうか。少なくとも意識はしていなかった。
ということで、せいぜい世界史の授業の一コマとしてしか知らない十字軍だが、塩野本になるとこうも活き活きとした姿で描かれるのかと、やはり引きこまれてしまう。
第三次十字軍は、エルサレム陥落のニュースに衝撃を受けた諸王が、特に法王に促されたわけでもなく立ち上がったところから始まる。リチャード獅子心王とフィリップ・オーギュストが手を携えて出立するところである。
下手に歴史の知識があると、ストーリーにワクワクできないが、ほどよく知らないのが幸いだ。
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コメント
十字軍のマンガだと青池保子「サラディンの日」というのがあります。
投稿: madi | 2011/12/31 18:30