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2011/12/10

取り調べ経過から逐一blog公開する被告人

「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン

クレディ・スイス証券の部長だった八田隆さんが、給与の一部として受け取ったストック・オプションを売却したときに所得税の申告をしなかったとして、脱税の廉で告発され、この度起訴された。

この経過を、八田さんは上記のブログと、それからツイッターアカウントで逐一公表している。

民事裁判の当事者が裁判の記録を逐一報告し、公表するのは珍しいことではなくなったが、取調べ状況を被疑者が公表するのは珍しいであろう。

この種の情報の公表は、起訴されるか否かの瀬戸際にある被疑者としてはかなり勇気のいるものだ。検察官がどのように受け取るか、決して好意的には受け取らないだろうし、それがどう事件処理に影響するかは分からないのだから、不利な方向に作用するかもしれないという危惧から公表を避ける方に触れやすい。

もちろん密室の取調べに対して、公開性をもって牽制するという考え方はありうるが、弁護士さんに相談すれば10中8,9はヤメロといわれそうだ。

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