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2011/11/14

CINEMA:アイ・アム・サム

今日のゼミではアイ・アム・サムという映画を見た。


夏休みの宿題として、一人一作、法律に関係する映画を見て、その内容紹介と法的問題についての分析をせよという課題を出し、その報告を全員がした後で、見たい映画を投票で決めた。その第一番になったのが、このアイ・アム・サムという作品だ。

これは、知的障害のある主人公がこどもを育てるが、児童福祉局によって子供を取り上げられ、法廷闘争で取り返そうとする物語である。
最後はネタバレとなるので遠慮しておくが、知的障害者が父子家庭の父として子育てをできるのかと問う制度側に対し、主人公のひたむきな抵抗、それに彼に巻き込まれて入れ込んでしまう代理人弁護士の生き様などが描かれ、子供の里親になった奥さんも彼の味方になる。

リーガルムービーを見るというコンセプトでは、どうしてもグリシャムものとか、リードものとか、法廷中心のドラマが多くなり、また邦画では「それボク」や「刑法39条」などが人気を集め、さらには裁判員がらみで陪審ものが取り上げられるのだが、我がゼミ生たちが一番に選んだのが、スリルとサスペンスとは程遠いこの作品。

なかなかいいセンスをしているではないかと感心した。

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