news:飯舘村でプルトニウム発見
東京電力福島第一原子力発電所からおよそ45キロ離れた福島県飯舘村の土壌から、国の調査で、事故によって放出されたとみられるプルトニウムが検出されました。事故のあと、プルトニウムが原発の敷地の外で検出されたのは初めてですが、文部科学省は「濃度は低く、このプルトニウムによる被ばく量は非常に小さい」としています。
被ばく量は小さいというコメントがもの悲しい。
プルトニウムの危険性を指摘する声に対して、一部の「識者」が、プルトニウムは重いから飛ばないといい、非科学的な迷信に怯える大衆を笑いものにするような意見が出ていた。
しかし、重いはずのプルトニウムも、原発の爆発で45キロも離れたところに運ばれていたことが判明し、あの識者たちはなんだったんだと、今更ながらに思う。
ちなみに、除染費用を誰が負担するのかと、特に国が責任をもって除染するという基準値以下のところを誰の負担で除染するのかということが問題になっているが、答えは明らかであろう。
放射性物質が撒き散らされた以上は、それをまき散らした人が責任を負うのである。
つまり東電が、原発爆発以前のレベルになるまで、永久に、除染をすべきだし、それをしないのであれば法的に保護される利益の侵害そのものであるから、除染費用は損害として賠償の対象となる。
プルトニウムも、重いから遠くに飛ばないというのが寝言であることが判明した以上、まずはその測定を改めて行い、検出されたら徹底的に除染し、その費用はすべて東電に請求すべきなのである。
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