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2011/09/19

FRANCEのDV事情に関する幾つかの数字

Dalloz社の家族フォーラムというブログによれば、女性連帯全国連盟FNSFの調べとして、配偶者暴力ホットラインに2010年にかかってきた相談が50,000件超だったそうだ。

これは前年比で50%の増加。

また、別の機関による2008年から2010年までのアンケートによると、家庭内で暴力・性暴力被害にあった女性は663,000人、男性も280,000人いるとのことだ。
そのうち12%の女性、すなわち80,000人の女性たちは、家庭内レイプの被害を受けたか受けそうになったという。

このブログの元となった調査報告書pdfから、いくつか興味深い数字を引用しよう。

・18歳から75歳までの、家庭内で暴力や性暴力の被害にあった人のうち20%未満しか医師による診察を受けていない。
・家庭内暴力被害者の80%以上が警察や憲兵に被害申告していない。
・告訴率(被害届率)は、家庭内の性暴力被害の場合わずか2%、傷害の被害の場合でも20%近く。
・家庭内の暴力被害者で警察等に申告しなかった人々のうち、70%以上が「その他の解決」を望んでいる。
・被害者のうち被害者支援団体や無料電話にアクセスしたのは10人に一人。
・被害女性の52%が多かれ少なかれ精神的な被害を被っている。
・被害者の22%は、家庭内暴力が再び起こるのではないかと恐れている。

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