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2011/08/18

国際法哲学会IVRではどんなことがテーマになっているか

IVR、正式名称は社会哲学・法哲学国際学会連合だが、今回初めて参加して、バラエティに富んだ内容を再確認した。
参加者も、必ずしも法哲学者だけではない。日本からも、様々な専攻の人々が参加している。

私の興味を引いたものを書きだしてみると・・・。

法理論、交渉と相互作用。法的思考および法学教育に対するADRの影響。
 ブリュッセル大学のFrank Fleerachers教授がオーガナイザーとなっているこのワークショップは、交渉と調停の実務であるADRが法的思考に新しい大きなパラダイムを提供するというコンセプトである。

正統性2.0。E-democracyとデジタル世代の世論
 マドリードのカルロス3世大学LSのAndrea Greppi准教授とスウェーデン・ウプサラ大学哲学部のPatricia Mindus准教授オーガナイザーとなるこのセッションは、ここ20年ばかりに民主主義に関する重要な問題となっているはずのE-democracyが、IVRの過去のセッションに全く取り上げられていないことを指摘し、学際的な議論の蓄積が少ないとする。

それぞれ、きちんと聞きたいところだが、今回はタイミングが悪かった。しかし、次回以降も参加意欲を掻き立てられるようなコンテンツである。

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