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2011/06/29

police:金貨金融摘発! より悪質なクレジット枠換金商法も摘発してほしい

金貨販売による実質的融資が摘発された。

asahi.com:金貨金融はヤミ金融 警視庁、高金利の疑いで業者初摘発

 

客に金貨を代金後払い契約で買わせ、貴金属店などで換金させていたが、契約額が仕入れ額を大幅に上回っており、警視庁は「金貨取引を装ったヤミ金融で、差額は利息にあたる」と判断した。同庁によると、金貨金融業者を同法違反容疑で摘発するのは全国初。2人は「貸金業はしていない」と否認しているという。

この商法については、すでに民事で実質的な金融業だとの認定が出ている。
jugement:金貨金融をヤミ金と認定

この判決を勝ちとったのは札幌の司法書士の努力の賜物であり、それが今回の摘発につながったということで、その活動の公益性は高く評価できる。

さて、金貨金融の仕組みは、業者が客に金貨を高値で掛売りをする。客はその金貨を金取扱店に行って市場価格で売却し、売却代金を得る。後に業者に買掛代金を支払うわけだが、市場価格よりも高い値段が付いているので、客としては金貨を融資してもらって現金で元利を払うという構造になる。

これに対して、クレジット枠換金商法は、より悪質だ。

金貨商法の方は、客が金貨代金を支払うかどうかのリスクを業者が引き受けているので、いわば自分のふんどしで相撲をとっているとも言いうる。
それに対してクレジット枠換金商法は、客が返済する先がクレジット会社であり、焦げ付きリスクはすべてクレジット会社が負う。換金商法の業者はノーリスクである。

おまけに、換金商法は、客にクレジットで買った品物を転売させたり、仮装売買をさせたりするので、いわば取り込み詐欺ないしクレジット代金詐欺をさせることになる。この弱みがあるから、換金商法の被害者はなかなか救済に乗らないという問題がある。
もちろん、換金商法業者もその詐欺の幇助ないし教唆または共同正犯になるはずだが、その刑事責任を追及しようとすると換金商法利用者も一蓮托生になる。これが換金商法を追及しにくくしている一因であり、より悪質な側面だ。

そういうわけで、換金商法の撲滅こそを、官民あげて進めていく必要があるのである。

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