jugement:QuicklookがMac OS X Leopardを示す標章だとして訴えた事例
プロサイトという会社がQuick Lookという登録商標を有していたところ、AppleがMac OS X Leopard以降のOSで標準装備したQuickLook機能について、OS全体を識別できる標章として使用しているとして、商標権侵害で訴えたという事件である。
あまりに無理筋なのではないかという感じがするが、案の定、裁判所は一蹴していた。
だいたいOSの機能の一つとして表示している言葉がOSを表す言葉になるのであれば、「開く」とか「保存」とかでもOSを示す言葉になりそうである。
原告はQuickLook機能がLeopard以降の本質的特徴であるとして、縷縷プログ記事とか雑誌記事とかをあげるが、まるで明後日の方向であろう。
アップルも大きくなって、この手の訴訟の標的にされることが多くなってきた、日本も訴訟社会的な行動を取る当事者・弁護士が増えてきた、という証拠だ。
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- 外国で結婚した日本人夫婦の婚姻届提出とその後の処理(2022.04.22)
- 12月21日の林道晴コート(2021.12.22)
- 法教育は規範意識を植え付けるため???(2021.12.06)
- 【AD】電子証拠の理論と実務[第2版]がでました。(2021.11.20)
- 最近買った本:法学入門(2021.10.13)
コメント