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2011/06/09

jugement:典型的なDVストーカ殺人事件

松山地判平成23年5月20日判決全文PDF

同棲していた女性に対する殺人未遂とその母親に対する殺人既遂事件で、懲役28年というのは重いのであろうか、軽いのであろうか?
求刑と弁護人の意見の間をとってはいるが。

事案は直接原文を当たってほしい。
DVのある男女関係で、被害者が加害者ときっぱりした別れを選択できないまま、ズルズルと行きつ戻りつすることは間々あり、これを捉えて被害者の方にも落ち度があるなどと軽々に論じる第三者がいたりもする。

全く関係の無い第三者が無責任にいうのであればまだしも、被害者が救援を求めた諸機関の担当者や、離婚等の間に立つ裁判官・調停委員などは、被害者の心理状態と暴力被害や心理的抑圧がその行動にどのような影響を与えるかをよく理解した上で、その職務に当たるべきである。

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