Book:表現の自由
著者のお一人、小倉一志・小樽商科大学准教授より頂いたので、ご紹介。
正式タイトルは『表現の自由I 状況へ』というもので、これは「世界」に掲載された大江健三郎の「状況へ」から取られている。その意味するところは駒村先生のまえがきに詳しい。
この領域では圧倒的にアメリカ、そしてドイツの議論を参照する論考が多いのだが、本書には曽我部真裕「表現空間の設計構想(フランス)」も含まれており、興味深い。
また、タイミングよく日の丸君が代問題を正面から取り扱った森脇敦史「象徴的言論---象徴への態度が示すもの」という論文があり、これまた現在の最高裁判決の動向を念頭に読むと極めて興味深い。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Book:幽霊認証局(2025.05.08)
- Book:リーガルーキーズ(2025.05.09)
- Book:殺人者(2025.05.07)
- Book:天使の審判(2025.05.06)
- Book:刑事弁護人(上・下)(2025.05.05)
コメント