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2011/05/11

sweden国会議事堂

スウェーデンでは、一定時間ごとにガイドツアーを実施しており、英語によるガイドツアーもある。
日本の国会議事堂はどうなのであろうかというのは別にして、ともかく参加してみた。

Scgaikan

国会議事堂は、王宮のあるガムラ・スタン島の隣、リッダーホルメン島というところを占めている。広い橋がシームレスにつないでいるので、独立した島とは感じられない。

その裏口のところにガイドツアーのパネルがあり、そこで待っていると、やがて職員さんが招き入れてくれた。
地下のロッカーでほぼすべての荷物と上着を預け、まずは本会議場へ。
Schonkaigi01Schonkaigi02

この本会議場の大きな特徴は、普通の扇型なのだが、会派別に席が割り当てられるのではなく、選挙区地域ごとに席が割り当てられているというところである。
つまり、与党議員と野党議員が、同じ地方選出であれば一塊に座っているという。このユニークさは職員さんたちも自覚していて、わざわざそれを説明し、同様の席次方式を採る国は北欧でももう一カ国くらいしかないといっていた。ちなみにフィンランドは日本と同様、会派ごとに席が決まっている。

議場の電光掲示板に、投票結果と、各座席の賛成反対が明示されるというのもデフォルトであった。上記の写真では、EU旗の隣に写っている扇型が、その電光掲示板である。

Sciinkai
スウェーデン国会議事堂自体は極めて古い建物なので、上記の本会議場のような新しい部分は改装されたものである。委員会室などは古いレトロな雰囲気であった。

また、古い本会議場も残されており、その天井にはスウェーデン各地方の部族を象徴する紋章が掲げられていた。

Sckyuukaigi01Sckyuukaigi02

Sckyuukaigi03Scrobby

ロビーもまた趣がある。
この他、正面玄関から入ったところの階段も、例えば英国女王をお迎えするときなどに使われたという説明がされていた。普段から使われているのか、特別の時だけなのかは分からなかったが、長い階段が役に立つのは、正式なゲストをお迎えするときで、多数の出迎えの並ぶ場所が必要だということである。

以下、スウェーデンの政治状況について参考文献。
日本では、スウェーデンなどの北欧諸国というと高福祉高負担の国で、ある方面からは理想郷のように、またある方面からは失敗国家のように語られるのが常である。
しかし、全体の大まかな印象なり評価なりだけでは見えない、個別の事柄にも目を向けると、ますますの興味が湧き上がってくる。
北欧というのも捨てがたい魅力がある。

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