Finland国会議事堂
国会議事堂は、本体に隣接して議員執務室や新会議場があり、それぞれ地下トンネルで結ばれている。
国会議事堂の本館は、男性職員が案内してくれた。
本館の名物として、常に動いているエレベーターがある。これには飛び乗るしかないが、議員とスタッフしか許されていない。それを国会議員が使っているし、地下の連絡通路は議員さんがキックポードで行き来しているそうだ。首相もキックポードで通行している写真がメディアに出たのだそうな。
議場には、押しボタン式投票システムとそれを映し出す電光掲示板がある。なんと1930年代の創建当時からあるそうで、ついこの間ようやく導入した日本の後進性を思い知らされる。もちろん少数政党が時間引き延ばしのために長い演説をする、日本の牛歩戦術に相当する奴はフィンランドにもある。
ちなみに議席の並びば左翼右翼に別れる。トルーフィンは民族主義的なくせに中道だそうだ。
本会議場には男性4体女性1体の全裸立像がある。知恵とか未来とか、それぞれ象徴している概念がある。女性像は後ろ向きで子供を抱いており、その子供が顔を出している。
しかし創建当時は物議を醸したそうで、特に女性の全裸立像は議員たちの気が散るという反対意見があったという。そうかというと、ある議員が女性像の向きを振り向かせるべきだと主張したとか、中学生のような話を聞かされた。
委員会室には、議長が使うハンマーと、挙手ではなく投票に使う金魚鉢の様な器があった。
クーラーはないので、ここ2年ほどの猛暑には泣かされているとのことである。
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