札響のStabat Mater
昨晩の札幌交響楽団定期演奏会は、ラドミル・エリシュカの指揮でドヴォルジャーク作曲 「スターバト・マーテル」を札響合唱団など約140名の合唱団とともに演奏した。
札響にとっては、二度目のスターバト・マーテルだそうだが、札響合唱団など4合唱団に、キタラのパイプオルガン、そしてラドミル・エリシュカの見事な指揮により素晴らしいできばえだった。
独唱陣では、とりわけ印象に残ったのがアルトのパートだった手嶋眞佐子さん。
もちろんソプラノの半田美和子さんも、途中でイヤリングを落とすというハプニングもあったが、きっちり歌い上げていた。
そして合唱団の皆さんは、第7曲の終わったところでエリシュカが指揮台の上から拍手を送るくらい、素晴らしいできばえだった。
休憩なしの100分があっという間に感じられた夕べである。
この宗教歌は、もちろんずっと前からプログラムとして決まっていたものだが、多くの人の命が奪われた東日本大震災の後、ラドミル・エリシュカも放射能の風評をものともしないで来日し、「大震災の犠牲者の方々へ捧げたい」というメッセージとともに演奏された。
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