Finlandの裁判制度
フィンランドとスウェーデンに出張旅行へ行くので、少し予習をしてみた。
フィンランドの裁判制度が近代原則を取り入れたものとなったのは、1990年代だそうだ。
参考文献
もともとスウェーデンの統治下にあったフィンランドでは、1734年のスウェーデン基本法典の下での裁判制度を持っていた。
ナポレオン戦争後に、スウェーデンとロシアの戦争でロシア領となったが、そのときにフィンランドの上層部はロシア皇帝への忠誠を表明したため、ロシア皇帝は彼らの既得権益を保護することで報いた。その結果、スウェーデン法制が温存されたらしい。
最高裁判所は1817年、Senateの一部としてできたとのこと。
やがてロシアではクリミア戦争後の改革の時代が訪れ、これに影響を受けてフィンランドも法改革の黄金時代を迎えた。
予習できたのはここまで。続きはまたあとで。
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