Book:時効制度の構造と解釈
民事時効制度に関する我が国の第一人者による研究書である。
学生の頃から分かりにくかった消滅時効の根拠について、本書は、証拠法だという訴訟法説を排し、権利の永久性に対する実体法的な制約だとし、その行使のために援用権という形成権が債務者に付与されていると明快に論じられている。
卑近なところで、ビデオレンタルの返却を怠った場合に、延滞料が無限でかかるというのはおかしいという判例理論を思い出した。
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