politique:改造してもフレッシュイメージが生まれない菅内閣
今回の内閣改造、新聞辞令ですべてのポストが固まったのだとすると、最大の目玉が与謝野入閣ということになる。
そのこと自体、有権者の目にどう映るのかはいうまでもない。
その他は、ほとんどが、問責決議を受けた閣僚の入れ替えに終始している。
なんとも寂しい改造劇で、「最強の布陣」とかいう言葉が実に空しく響く。
だいたいこの内閣のキャッチフレーズも、菅さんになってもう三回目。奇兵隊とか有言実行とか、キャッチフレーズが半年のうちに3回も消費された。
仙石さんや与謝野さんほど目立たないが、問責決議を受けたわけでもないのに交替させられる閣僚が一人いる。岡崎トミ子氏である。
彼女のポストは国家公安委員長で、警察行政のトップである。 警察による取り調べ過程の可視化という課題が実現できるかどうかのキーマンだった。
また、男女共同参画担当でもあり、消費者行政の担当でもあった。いずれを取ってみても、何がどうなったのかは全然明らかでない。
在任4ヶ月で何か成果をもたらせという方が無理なのかもしれないが、これらの分野において民主党はやりたいことがあったのではないか? その民主党らしい政策実現に主体的に関わることのできる人材というのは、民主党にはいないということなのか?
後任の中野氏は民主党というより民社党といった方が未だにしっくり来る人だし、これらの分野には、もうあまり期待しないでおこう。
あ、もう1つ。藤井裕久元財務相(78)が官房副長官。これもビックリ。
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