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2010/12/23

univ.キャンパスセクハラ2題

なんとも情けないのが、神戸大学のケース。

読売online:相談で訪れた女子学生にセクハラ、教授を停職

・・・教授は7月上旬、研究室を訪れた女子学生に抱きつき、体を触るなどした。女子学生は研究内容を相談するつもりだったといい、その後、精神的ショックで通学できなくなり、家族から大学側への通報で発覚した。  教授は「相談を受けるうちに思わずやってしまった。深く反省している」と認め、9月上旬から体調不良を理由に休暇を取っている。

研究内容の相談を受けるうちに思わず抱きついてしまったという40代の経済学教授。うーむ。

他方こちらは常習犯のようだ。

読売online:セクハラで50歳代男性教授、准教授に降格

発表によると、教授は昨年7月から今年10月にかけて、飲み会の席で学生の腰に手を回したり、日常的に肩や手首を触ったりした。別の学生にも研究室で手や唇に触れるなどしたという。

こういう処分は、処分対象事実を争いようのない部分に絞って発表するので、上記の1年3ヶ月の間だけやっていたように見えるが、その背景にはもっと証拠がはっきりしないだけという期間があるのかもしれない。
こちらは50歳代。専攻分野は明らかでないが、単科大学で新規性のある分野を対象とする大学らしい。

それにしても、セクハラを理由として「准教授」へ降格するというのは解せない。
大学HPの処分の理由を書いた部分には、教授としての適格性を欠く行為により「准教授」に降任させると書かれているのだが、セクハラ行為を行うのは教授としての適格性を欠くけれども准教授としての適格性はあると判断しているように見える。

准教授はセクハラをしてもしょうがないのか?

しかし今回は処分をしただけまだマシなのかもしれない。
宮崎公立大学をググってみると、こんな記事が出てくる。てっきり今回のことかと思ったら・・。
産経ニュース:宮崎公立大またセクハラ 過去2例の反省生かせず

宮崎市の宮崎公立大学(中別府温和学長)で、50代後半の男性教授が1年の女子学生にセクハラをしたとして、学長が教授に対し口頭で厳重注意していたことが8日、分かった。同大学では平成16年と20年、宮崎地裁が別の教授2人のセクハラを認定している。

 この記事の後ろの方では、学生が調査会で調査を求めたのに理事長判断で調査会を開かないという、もみ消しとも取れる行動が報じられている。宮崎県などが設立母体となった公立大学なのに、大丈夫なのだろうか?

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