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2010/10/31

lawyer:ちきりんさんの弁護士論

本の感想)日弁連ってそうなんだ!

ちょっと前に法律の専門家のお粗末な説明能力というエントリを読んで、随分誤解があるなぁとおもっていたら、小林先生の本を送ってもらって読んで、正確な理解に到達したとのことである。

そしてちきりんさんの感想。
日弁連は新左翼の連中に似ているそうだ。思想的に同じだといっているわけではない。
その理由は3点。

(1)時代を読むセンスがない。 (2)結論なき理論的な議論が大好きで、実践力がない。 (3)「正義の守護神である我々が、下々の民を守るのだ」と思い上がっている。

日弁連執行部に関わっている先生方の顔を思い浮かべると、あんまりな気もするが、しかし否定はできなさそうである。

そして、ロースクール生と博士課程学生との共通点につき、以下のように述べている。

博士号をとろうという人や法律家にとって、「事実や情報を集めて分析し、自分の頭で考えて独自の仮説をたて、それを検証する」のが、基本プロセスのはず。 そういうプロフェッショナルを目指す人たちが、「自分が就職できないのは制度が悪い」と、まるでロスジェネ派遣期間工の人たちと同じことを言うってのは、どうなんだろうね。

ちなみに、ロースクール生のほとんどは、「制度が悪くておれは騙された」などとはいわず、どのような制度であれ法律家になるのに必要な実力を身につけて試験を突破することが課題であることは変わらないと考え、その目標に向けて努力を積み重ねている。
ただし、人の権利義務を左右する制度の是非を考えること自体が勉強の内容なので、法曹養成制度についても自然とその制度の当否を論じることが多くなるが、そういう議論が好きなのはロースクール生や受験生・修習生よりもむしろ試験を通った弁護士たちであろう。

そういうわけで、法律学的には、自らに直接関わる制度の当否を疑いもせずに無邪気に目標に向かって邁進する人々よりも、制度の当否自体も論じられる人材になって欲しいが、それは合格できないときの責任転嫁とは同じではないのである。

この違い、分かってもらえるだろうか?

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コメント

(1)時代を読むセンスがない。
(2)結論なき理論的な議論が大好きで、実践力がない。
(3)「正義の守護神である我々が、下々の民を守るのだ」と思い上がっている。
については何とも言えませんが(ただ結果を残せなかったことは事実ですね)。

「自分が就職できないのは制度が悪い」と、まるでロスジェネ派遣期間工の人たちと同じことを言うってのは、どうなんだろうね。
というのにはちょっと異論。ロースクール生でも、全員が全員文句ばかり言ってるわけではございません。ロー制度に文句を言うことが、あえてその道を選んだ自分を否定することになることくらい、大半は心得ていると思います。というか、そんなこと言ってるくらいなら膨大な授業の予習に時間をかけていた方がよほどいい。(確かに文句をいう生徒もいますが、そんな声を張り上げて主張している人はそういないかと。)

投稿: passenger | 2010/11/01 18:24

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