Twitter:刈り入れのときが近づく
無料ビジネスの典型を走っているツイッターだが、その黒字転換が2011年度にも達成できるそうである。
日経電子版の記事だが、直リンクを貼ると損害賠償請求されるらしいので、必要なところを公正に引用しよう。
ツイッター、日本で黒字に 広告収入の大幅増見込む
2010/8/31 0:02
ミニブログ「ツイッター」の日本での事業が2011年6月期に黒字転換しそうだ。日本語での利用が可能になった08年4月から2年あまりで1000万人近い利用者を確保し、本家・米国に次ぐ規模に成長。広告収入の大幅な増加を見込む。
(中略)
昨年12月にパソコン画面に表示するバナー広告の配信を始め、6月には広告の掲示回数が月7億回弱に拡大。8月末には携帯端末向けの広告配信も始めた。ツイッターをマーケティングに使う企業からのコンサルティング収入の増加も見込まれるという。
このうち、バナー広告収入は、いわゆる公式サイトのことだろうが、ほとんどの人がクライアントソフトを使っていると思っていたので、公式サイトの閲覧回数がそんなに伸びているとは意外だった。
実際、Hootsuiteを使っていると、広告など全然ないのだが。
ツイッターをマーケティングに使う企業からのコンサル収入というのも、本家なり日本の提携しているデジタルガレージなりが行うコンサルは、他の勝手に行われているマーケティング指南よりも沢山客を集めるものであろうか?
あるいは、Twitterの商標権に基づくガイドラインの縛りが、他者のマーケティング指南を妨げているのかもしれないが、そういう形で商標権コントロールをすることは、独占禁止法との関係が微妙になってくる気がする。
いずれにしても、特定の会社が日本で1000万人近い会員のコミュニケーションを仲介し、ログを保存し、その中には首相や重要閣僚も含まれている(た)という事態は、色々な意味での安全保障が脅かされていると思うのだ。
そう思いつつ、使っているところが「へたれ」ではあるが。
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