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2010/09/05

media:菅首相が新宿街頭演説で袋だたきという記事の読み方

民主党代表選をめぐっては、それを報じるマスメディアの姿勢がかつてないほどに問われているが、そんな中で下記の記事はある意味で面白い。

スポーツ報知:菅首相に「辞めろ」「出直せ」街頭演説で痛烈ヤジ…民主代表選

民主党代表選(14日投開票)に出馬している菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)が4日、東京・JR新宿駅前で初の街頭での立会演説会に臨んだ。約3500人の聴衆の過半数を占めたと見られる小沢氏支持者から、菅氏に対して辞任要求や政策批判のヤジが集中。ついには、かつての愛人スキャンダルまでネタにされた。本来なら支持を集めるはずの東京で集中砲火を浴びた首相を尻目に、小沢氏は「政治生命のすべてを懸けて頑張る」と意気込んだ。

この見出しとリードだけ読むと、菅直人は大衆の支持を失い、惨めな選挙を戦っているとの印象を受け、相対的に小沢氏が支持に値する人物のように見えてくる。

しかし、この記事の後半には次のような記述がある。

小沢陣営は3日、国会内に秘書約130人を集め、この日の立会演説会に党員・サポーターの動員をかけるよう呼びかけた。それに呼応して来たかは定かではないが、演説を聞いた男性は「小沢さんは相当、人を動員したな」と指摘した。いずれにせよ、小沢氏支持者の結集で菅首相が袋叩きにあったのは事実だ。

ということは、小沢陣営がまたまた金と数にモノをいわせて対立候補を貶める戦術をとっているというのが、この記事の趣旨なのかもしれない。

その点はかなり推測なのだろうが、ありそうな話には思える。
が、記事全体から受ける印象は、全く逆で、冒頭のリードから受ける印象をさらに強める書き方が羅列されている。

スポーツ報知は何がしたいのだろうか?

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