site:フランス憲法院の公開審理
フランス憲法院では、憲法違反の訴えに対する公開審理をインターネットでビデオ配信している。
YouTubeのような貼り付けタグがないので、上記のリンクから見てほしい。
フランス語ではあるが、フランス憲法院の二つのタイプの法廷で、まずは院長が審理を開会させ、次いで憲法院の書記官が事件の経緯と弁論者を紹介する。
その上で、弁論が行われ、最後に院長が弁論の閉会を宣言する。
最高裁の口頭弁論くらいは、日本でもこのような形式で公開してよいのではなかろうか?
もっとも口頭弁論が開かれることで結論がほとんど予想できるというのだから、意味がないであろうか?
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コメント
大野正男元最高裁判事の回顧録には
「そこで実際に行なわれる弁論は、裁判長が「上告の趣旨及び理由は、上告趣意書と上告理由書記載の通りと伺って良いですね」と尋ね、「はい」「他に口頭で補充されることはありませんか」「ありません」という応答で終わることが多かった。」(大野正男『弁護士から裁判官へ』(岩波書店)45頁)
とありますね。
投稿: あほ | 2010/08/25 23:12
最高裁の口頭弁論では、両当事者が上告理由とこれに対する反論を口頭で述べても不都合はないと思うのですけどね。
投稿: 町村 | 2010/08/26 02:24