politique:露骨な世襲
毎日jp:参院選:自民・島根県連、青木前参院議員会長の長男擁立へ
自民党島根県連は17日、同党の青木幹雄前参院議員会長(75)の長男で公設第1秘書の一彦氏(49)を、今夏の参院選で島根選挙区(改選数1)に擁立することを決めた。幹雄氏が脳梗塞(こうそく)と診断され、立候補を断念したため。18日にも党本部に公認申請する。
こうも典型的な世襲候補となると、開いた口がふさがらないが、確か自民党も世襲は制限するのではなかったか?
もう自民党政権時代の出来事はすべて反故で、あらゆる改革は無効だというのであれば納得するが、幹事長代理についた河野太郎氏は、それでいいのか?
まあ、河野氏もある意味世襲なのだが。
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コメント
「河野氏もある意味世襲」とやはり思われているのでしょうね。でも、神奈川県民からすると、あまりそうは感じられませんが。河野元議長は新自由クラブ組。あまり自民党臭がしません。地方議会では最近まで、旧新自由クラブ系が生き残っていたような県ですから。よって、河野元議長は「リベラルで、主流派に乗れなかった議員」なイメージです。一方、子河野議員は選挙区も違うので、全く関係ない感じです。意外と、小泉元総理の方が、新自由クラブが強かった神奈川県では(特に中選挙区時代)印象が薄いです。神奈川は京都ほどでは無いかもしれませんが、リベラル系に力がありましたから。あ、千葉法務大臣も、神奈川県選出だったかも、否大石議員かもしれません(夜なので調べる力が・・・。申し訳ありません)。
投稿: はる | 2010/05/18 02:53
いつも不思議なんですが。
世襲のどこがイケナイのでしょうか?。
ヤワラちゃんとがが議員やるより
よっぽどマシだと思いますよ。
投稿: makmek | 2010/05/19 04:45
世襲かそうでないかというその一点だけを比較するなら、議員の子供だから、妻だから、親族だからというだけの理由で議員になりやすいというのは、不公平で不当なことでしょう。
その他の要素を加えて、議員にふさわしい人が選ばれているというのなら誰も文句はありません。
タレントやスポーツ選手と比較されてますが、彼らも七光りケースはありますが、それを別とすると、議員の子供だって「だけ」の人よりも自らの芸能活動・スポーツ活動で知名度を獲得した人の方が、尊敬に値します。そして自らつかんだ知名度を活用することは、少なくとも不公平ではありません。
その上で、議員にふさわしいかどうかは有権者が判断すればよいことです。
要するに、スタートラインとして有利な立場につくのが世襲の場合は不公平で不当なことだけど、スポーツ選手の場合は不公平とはいえないということです。
投稿: 町村 | 2010/05/19 09:09
政治家の世襲がまずいのは、相続税の抜け道になっているからです。政治団体を継承しても、その団体が持っている財産は課税されない。安倍晋三がその典型です。
投稿: 井上 晃宏 | 2010/05/19 21:05
>要するに、スタートラインとして有利な立場につくのが世襲の場合は不公平で不当なことだけど、スポーツ選手の場合は不公平とはいえないということです。
政治家のスタートラインとはなんでしょうか?
地盤?。看板?。人気?
少なくとも政治家の息子、血族として、それなりの苦労があったと思います。
ヤワラちゃんなどのスポーツ選手、特にアマチュア選手は、国から多額の補助を受けて一流のスポーツ選手になるんですよね。我々の税金です。
一言でいえば優遇されているわけです。持って生まれた素質のおかげで。
政治家になるために補助をしたわけではないんですが。それで人気を得て選挙に出る。
コレっておかしくないですか?
一般の人よりスタートラインが優遇されていませんか?
>政治家の世襲がまずいのは、相続税の抜け道になっているからです。政治団体を継承しても、その団体が持っている財産は課税されない。
小沢の現金も既に妻や子供の名義になってましたね。世襲がまずいのではなく、抜け穴さえなくなれば世襲はOKなんでしょうか?
投稿: makmek | 2010/05/20 07:04
人が今の能力や地位を掴んだのが、その人だけの力ではないというのは、ほとんどすべてのことにいえることだし、知名度だって同様でしょう。
職業によって知名度には開きがあり、それは選挙の有利不利を左右するでしょうが、自ら選んだ職業の影響力の違いなので、当然の差でしょう。
持って生まれた素質も様々な格差を生みますが、その格差は甘受せざるをえないもので、自分の得意分野で頑張るしかない。
しかし議員の子供だってだけで、親族だってだけでその地位を受け継ぐのが当然というのは不公平で不当な差別です。
議員の子供であるがゆえに苦労したなんてのは政治家になることとは関係ないでしょ。議員の地位は別に苦労の対価ではありませんから。
ただし、議員の子供であるために獲得した能力や人脈等を活用することまで不当というつもりはありません。
金持ちの子供は有利だというのと同様に政治家の子供はその家庭環境に起因する有利さがあるし、それを生かすか殺すかはその人次第ですから、うまく環境を生かして能力を身につけた人がその能力を発揮するのは当然のことです。
しかし世襲というのは、環境を活かした人も活かさなかった人も、後継者につけようとするものだから批判されるわけです。
投稿: 町村 | 2010/05/20 09:41
>しかし議員の子供だってだけで、親族だってだけでその地位を受け継ぐのが当然というのは不公平で不当な差別です。
別に地位を引き継いでいるわけではないでしょう?。勘違いも甚だしいのでは?
選挙があるんですけど。
現に菅大臣の息子は落選しましたよ。
その点はいかがでしょうか?。
むしろ反対だと思います。
議員の息子だから、議員になれないのは
職業選択の自由を奪っていますよね。
非常に恐ろしいことだと思います。
>うまく環境を生かして能力を身につけた人がその能力を発揮するのは当然のことです。
三代続けば、その道のプロになれる・・個人的には、そうした方に任せた方が、安心できますよね。ゴルフのパパとかより。
>しかし世襲というのは、環境を活かした人も活かさなかった人も、後継者につけようとするものだから批判されるわけです。
世襲を批判する人は、候補者を見ずに、血筋だけを見て、ダメダメと言っていると言うことですね。
有権者側に問題があると思いますよ。
選挙で必要なのは「地盤、看板、鞄」というけど、地盤、看板は政治家の息子といえど、個人の努力に追うところが大きいと思います。しかし鞄は政治団体の相続で相続税がかからない不平等は無くしていく必要があると思います。
どうも「世襲」とか「官僚」、「天下り」とかの言葉に敏感な方は、「お上を叩いてスッキリ」の短絡思考の方が多いように思われます。
投稿: makmek | 2010/05/20 20:26
認識がずれているような
>現に菅大臣の息子は落選しましたよ。
>その点はいかがでしょうか?。
彼は「地盤、看板、鞄」を引き継いでいないのでは。そういう意味で、よく問題とされる"世襲"とはいくらかは違うと思います。
>選挙で必要なのは「地盤、看板、鞄」というけど、地盤、看板は政治家の息子といえど、個人の努力に追うところが大きいと思います。
今回の一彦氏こそ、政治家の息子として「地盤、看板、鞄」を引き継いだ"世襲"として批判されうるのだと思います。
投稿: T2 | 2010/05/20 22:30
議論になった場合は、時間がないので逃げますという宣言(要するに突っ込みを入れないで参考程度にしてくださいということですが)を先にしておいて、前提として、僕自身は、世襲を殊更問題視するのも、スポーツ選手を殊更問題視するのも、ナンセンスと思っているので、多分、圧倒的な少数派でしょう。
>有権者側に問題があると思いますよ。
このことに賛成です。というか、町村先生もおっしゃっていますが、要するに、議員にふさわしい人がなればいい。先生と違うのは、それが世襲であろうとなかろうとということです。
誰を議員にしたのかは、有権者が責任を負うべきだと思います。国会議員(候補)だけを批判をするのは正直不公平でしょう。国会議員はリコールできないのだから、選ぶときに真面目に考えて選ぶべきです。
しかし同時に、現在は現実的には政党が政治を行っているわけですから、特定の政党に所属するということ自体を重視して、議員の個性に重きを置かない選択もOKだと思います。この場合、属性を批判する意味合いは、殆ど無価値でしょう。
問題はふさわしくないであろう議員が議員になってしまうことですが、これは、立候補にふさわしくない要件がない以上、仕方がないことです。議員を片手間でおこなうと宣言していても、それを許すかどうかは有権者の投票行動にかかっているわけですから、そのような人間に投票しないように政治運動をするしかないでしょう。このことは世襲議員の場合でも同じだと思います。世襲・スポーツ選手だからといって、現実に選出されることに違和感を持つのであれば、阻止するための政治運動をしましょう。一応、結論として政治運動をお勧めしておきます。
投稿: こう | 2010/05/21 01:02
連投すみません。
ただ、だからといって、世襲を全く問題していないわけでも、スポーツ選手が名声を利用して議員つくことに違和感を感じないわけでもありません。
大きくは、選挙制度の問題だと思います。
選挙制度の周辺に関して言えば、政治団体の抜け道的利用の問題は重要な問題だと思います。ただ、別に、相続税だけが問題というわけではなく、政治団体を脱税や脱法的に利用したり、資産を保有したり、とこれらは法律上の規制が必要な事態でしょう。
また、立候補者の公平は世襲に限った話ではなく、マイナーですが、現役議員とと新人立候補者とでは、地盤・看板・鞄に実際には大きな差があり、それ自体不公平な状態です。
立候補者の公平を重視するなら、同一・近隣選挙区への連続立候補の禁止、政治資金団体の資金規制等の制度的考慮は必要です。これらは世襲議員の問題もある程度解決できるように思います。
他にも、比例選挙の問題、例えば、選挙区立候補者が落選する可能性と、有名スポーツ選手が比例落選する可能性を天秤にかけた場合、公平ではないわけですよね。
実際に有権者が政治運動をして落選を図っても、有名候補の比例は落選可能性が低いということに違和感を覚えると思います。特に議員にふさわしい人をと考える人からは違和感があって当然でしょう。
正直、スポーツ選手(本来、限ったことではないんですが)が公務を放棄することが前提の状態で有名であるがゆえに「議員になってしまう」仕組みが「選挙」といえるのか疑問です。
とまあ、どっちつかずなことを書き散らしましたが、この話で意図しているのは、現在の選挙制度というのは、既存の政治家・政党が自分達に都合の良いルールでやっているという批判です。世襲批判もスポーツ選手批判も、どちらも問題であり、正直、一方を正当化するのは、党派的意図があるか、騙されているかのどちらかだと思います。
投稿: こう | 2010/05/21 01:03
だから、能力があるかないかにかかわらず、息子だから親族だからという理由だけで後継者にされるのは不当なことだと言っているのです。
選挙があるのは当然の前提。その選挙に有利な地位を、子供だから・親族だからというだけの理由で引き継ぐのが問題なわけです。
議員の子供の場合も、子供本人の能力識見から選ばれるのだというのなら、他の議員候補者となりたい人と公平な競争を行う場を設けて、そこで勝ち抜けば良いのです。
投稿: 町村 | 2010/05/21 01:13
チラ読みしかしてないですが・・
>この話で意図しているのは、現在の選挙制度というのは、既存の政治家・政党が自分達に都合の良いルールでやっているという批判です。
ブログ主より、素晴らしいコメですね。
実は、こーいう回答を待ってました。
>世襲批判もスポーツ選手批判も、どちらも問題であり、正直、一方を正当化するのは、党派的意図があるか、騙されているかのどちらかだと思います。
世襲批判しかしないので、
スポーツ選手を引き合いに出してみました。
我々、一般人から見たら、どちらも同じなのに。
現行の選挙制度の不具合など、
細かく、奥深い話を語っていただけるだろうと。
期待していたんですが・・
残念ながら、ブログ主は未だに気づいてないし、不勉強のまま世襲批判されているのがよく解りました。
投稿: makmek | 2010/05/21 07:18