femm:明治以来初の女性都道府県議長
福岡県議会(定数88)は19日、臨時議会を開き、新しい議長に自民党の田中秀子氏(48)を選出した。全国都道府県議会議長会によると、都道府県議会で女性議長が誕生するのは初めて。
ちなみに、こんなニュースもある。
栃木市議会は17日、臨時議会を開き、議長に大川秀子氏(62)=無所属、副議長に関口孫一郎氏(57)=同=をそれぞれ選出した。議会事務局によると、大川氏は県内初の女性議長。旧栃木市議を務め、合併後の市議選に初当選した。
市町村議会レベルでは、明治以来初とも言われていないので、栃木県内では初めてだとしても全国的には何人かはいるのかもしれない。
ともかく、わが国のジェンダー・アンバランスの多少なりともの解消という点では、喜ばしいことであろう。
しかし、これがまた見事に世襲。
産経新聞サイトによれば、「田中氏は大牟田市・三池郡選挙区選出で、現在4期目。実父の故山中孝助氏は元県議会副議長」とのことである。
Wikipediaには、女性政治家の項目に冒頭に「世界の各文明における女性の政治的地位は男性に劣後することがほとんどで、女性が政治に参与することは世襲・血縁による場合を除いてまれであった。」と書かれているのだが、上記田中氏のケースはまさにこの「世襲」によるもののようである。
ただし、そのことが彼女自身の資質なり能力なりを低めているわけではもちろんなく、世襲でばっとしない役立たずではなく、議長に選ばれる程度にキャリアをまっとうしているのだから、少なくとも彼女に関してはとやかくいうべきことではない(かもしれない)。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 論点そらしが成功した例〜黒川検事長の職務延長から賭博問題へ(2020.12.25)
- 現職大統領のクーデタ(2020.11.07)
- Book:#女帝 #小池百合子(2020.06.25)
- 進次郎の育休取得にせやろがおじさんが物申す(2020.01.26)
- Bankruptcy:トマス・クック(2019.09.28)
コメント