Bankruptcy:国際書房は第一法規傘下で再出発
倒産した国際書房、第一法規の傘下で再生することとなったようだ。
第一法規の100%子会社が国際書房の事業譲渡を受ける形で事業を承継し、また社員の雇用も継続されるということなので、まずは軟着陸が成功するメドが立ったというところであろう。
ただ、これで問題が解決したわけではなく、出版、書籍流通の不況、それも構造的な変革の嵐にさらされていることは変わらない。
とりわけ洋書の輸入販売は、アマゾンと競争しなければならないので、きついだろう。オンラインカタログ注文もできるようになっていたが、それでも出版元自身がカタログをネットで出している以上、ただ集約するだけではあまり重要な付加価値とはいえない。
まして、電子出版により流通が中抜きされたならば、その存在価値にも関わる。
第一法規としては、法律洋書のデータベースや出版調査能力といったあたりに、企業価値を見いだしているのかもしれない。D1-Lawが外国法データの独自コンテンツを持つように発展していけば、それはそれで利用者としては楽しみでもある。
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