skymarkには乗りたくない
asahi.com:体調不良のスカイマークCA、社長一声「交代ならぬ」
国土交通省からの情報
問題が起きたのは2月5日の羽田—福岡便。チーフ格のCAは風邪の治りかけで大きな声が出せない状態だった。出発前に気づいた外国人機長が「避難誘導などに支障をきたす」と交代を指示した。ところが、事態を聞きつけた西久保社長は「健康上、問題はない」として認めず、安全統括管理者の井手会長も「会社の命令」として交代なしに運航するよう指示したという。機長は「安全が確保できない以上飛べない」と拒否したため、社長らは機長を交代。次の機長がCAの交代なしの運航を受け入れ、約1時間遅れで出発させたという。
この事自体もずいぶんひどい話だと思うが、この問題で国交省に呼ばれ厳重注意された社長と会長は、謝罪はするけど悪いとは思っていないのである。
国交省に呼ばれた社長と会長は9日、前田隆平航空局長に「申し訳ありませんでした」と謝罪したものの、記者団から「なぜCAの交代を認めなかったのか」と問われても一切答えなかった。スカイマークの広報担当は「CAの体調を確かめたうえで乗務させた。機長を交代させ、欠航を避けた判断は当時としては正しかったと思っているが、国交省の指摘を厳粛に受け止める」としている。
CAを乗務させて機長を交代させた判断が正しかったのであれば、なぜ誤るのか?
国交省に対しては、不当な事実誤認があるとして抗議こそすれ、前田隆平航空局長に「申し訳ありませんでした」と謝罪したのはなぜか?
どうせ監督官庁の言う事には逆らえないから御無理御尤も、泣く子と地頭には勝てませんよとばかりに頭を下げて、嵐をやり過ごしたというわけか。
面従腹背がスカイマークエアラインズの社訓であるか。
この態度が行政規制のすべてについても貫徹されるならば、どこかの原子力関係企業のように、安全のための規制に触れる場合は数字を書き換えて誤魔化すということを習い性にしてしまうであろう。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 今日は #Galette_des_rois の日(2021.01.06)
- Book:カタルーニャの歴史(2020.01.15)
- Bankruptcy:トマス・クック(2019.09.28)
- event:終戦記念日(2019.08.15)
- FRANCE:ティフェンヌ・ベロンさんの捜索が行われている(2019.05.15)
コメント
交代を主張した機長は,「パイロット精神に反する」として即クビにしたようです。
http://www.mbs.jp/news/jnn_4374899_zen.shtml
投稿: tedie | 2010/03/09 23:12
報道をまとめたマニアさんのブログ記事があるみたいです。
http://d.hatena.ne.jp/saposaposen/20100309/p2
投稿: キメイラ | 2010/03/10 15:11