JAL:競争社会に無邪気に手を突っ込んだツケ
搭乗率保証が導入されている日本航空(JAL)の福岡線に県が8000万円を投じて今月から利用促進策を講じていることに触れ、「市場の競争環境をゆがめる行為だ」と強く抗議。促進策の即刻中止などを求めた。岡田氏は、要請が受け入れられなかった場合、静岡空港から撤退することもあり得るとの考えも伝えた。
搭乗率保証を約束した以上、その路線の搭乗率をアップするための宣伝広告はもちろん県庁職員への利用促進までも行うのは当然のことであろうが、問題はそれを一社のみに行うという点にある。
他のキャリアが希望すれば、同様の待遇を与えざるを得ないのではないか。
もっとも、JALに対しても約束した支援金を払わないぞと脅していたこともあるので、公的な機関に求められるべき法的公正さには関心がないのかもしれない。それならそれで、航空会社が撤退しても文句はいえまい。
それはそうと、ANAがこのような申し入れをしたということは、JALも不採算の福岡・静岡線撤退を止めたということであろうか? やはり税金をつぎ込んだら効率化ではなく「赤字でも路線は維持せよ」という圧力が高まってしまったのであろうか?
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