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2010/01/06

politique:財務大臣の辞任

藤井氏の財務大臣辞任は、年齢的なことからすれば当然と思える。
初めから、この激動の中でひときわ激職をお任せする年齢ではなかった。

しかし、そんな彼を頼らなければならなかった民主党の層の薄さが、改めてここで露呈したということであろう。
いずれにしても、お年寄りを酷使し続けるのは気の毒であり、非人道的だ。

藤井氏の辞任はもう一つの面もある。引責辞任、あるいは抗議の辞任か。
財源はあるんですと大見得を切り続けて選挙に大勝した以上、財源をひねり出すのは難しいなどと、どの口が言うのかということで、藤井氏には十分引責辞任する責任がある。

だが、ひょっとすると藤井氏としては抗議の辞任のつもりなのかもしれない。小沢幹事長、あるいは鳩山首相、はたまた亀井大臣などがごり押しないしお気楽政策を進めて、財政破綻への道を突き進むのに対する抗議の意味合い、そんな方向には責任は持てませんという意味合いもあるのではなかろうか?

少々善解が過ぎるのかもしれないが、ともあれ、お体を大切に。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

善解というか悪意に満ちた見方ですね。お里が知れますねww

投稿: そろす | 2010/01/06 11:22

>悪意に満ちた見方ですね。お里が知れますねww

 ミラリーング・ブーメランエフェクト。

投稿: キメイラ | 2010/01/07 00:04

引き受け以上、退散は情けない。
高齢は分かりきっていたこと。
理由はどうであれ、無責任だろう。

投稿: 凡人 | 2010/01/07 18:59

>凡人さま

 お気持ちに賛同するところがありますが,生身の体に病には勝てないでしょう。
 音楽家の小澤さんも,病で1年分の講演演奏活動を全部キャンセルしたんですから。
 雇い主の国(任命権者総理大臣)にも,雇われ大臣に対する安全配慮義務があるのですから。

投稿: キメイラ | 2010/01/07 21:20

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