event:最高裁は変わったかシンポジウム
日本法社会学会関東研究支部が、下記のイベントを今週末に開催する。
シンポジウム「最高裁判所は変わったか——違憲審査と政策形成を考える」
日 時 2009年11月28日(土)13:00〜17:00(開場12:30)
近時有名な下記書籍の著者が講演する。
場 所 東京大学本郷キャンパス「法学政治学系総合教育棟」1階101教室
(東京大学本郷キャンパス「正門」を入ってすぐ右手のガラス張りの建物)
アクセス地図:
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_06_j.html
最寄り駅は、地下鉄丸の内線「本郷三丁目」駅・大江戸線「本郷三丁目」駅
プログラム(講演・報告のタイトルはいずれも仮)
講演
「最高裁判所は変わったか」
滝井繁男氏(元最高裁判所判事、弁護士)
報告
「憲法学からの問題提起」
宍戸常寿氏(一橋大学)
「法社会学からの問題提起」
見平 典氏(京都大学)
総合討論
司会 佐藤岩夫(東京大学)・太田勝造(東京大学)
参加無料/会員以外の方も自由に参加いただけます
お問合せ 法社会学会関東研究支部事務局
企画趣旨は以下の通り。
日本の最高裁判所については、従来、欧米の裁判所と比較して消極主義的な特徴を持つと指摘されてきた。しかし、近年、私法の領域における法形成・政策形成は必ずしも消極主義ではないという研究が現れ、また、実際、グレーゾーン金利をめぐる判決など積極的な法形成・政策形成を行う判決も出されている。他方、消極主義的な傾向がとくに著しいと指摘されてきた違憲審査の領域でも、2005年9月14日在外邦人選挙権制限規定違憲判決、2008年6月4日国籍法3条1項違憲判決などが下され、これが最高裁判所の姿勢の変化を示すものであるかどうかが注目されている。
はたして最高裁判所の姿勢は変化しているのかどうか、また、最高裁判所の機能を考えるに際して法形成・政策形成の場面と違憲審査の場面をどのように整理したらよいのか、最高裁判所の「変化」の有無とその内容をめぐって、元最高裁判事、憲法学者、法社会学者の報告と議論を通じて、多面的に考えてみたい。
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コメント
当日は別の出張があっていけません。講演録がでるのは半年後くらいでしょうか。
投稿: jh4wby | 2009/11/26 18:13
ああ、ロー棟でやるやつでしたか。
課題が終わりそうなら行ってみようかな・・・。
投稿: そ。 | 2009/11/26 23:35