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2009/10/12

univ:月曜日と学会シーズン

学会シーズンである。

私の所属している学会は、例年体育の日あたりに開催してきたが、ハッピーマンデーで体育の日が月曜日に固定されると、その日月に開くと言うことで定着してきた。
ついでに関連する学会もその前後に開いたり、あるいはその同じ日には重ねないようにしたり、いろいろ軸となるのである。

ところが、十年ほど前から、大学が祝日の月曜にも授業を開くようになってきた。ハッピーマンデーのせいで曜日ごとの授業回数にアンバランスが生じ、しかも半期15回の授業回数を確保することが至上命題のように扱われるようになってきたからである。


この場合、大学の対応には3通りある。
一つはハッピーマンデーを無視して月曜日も授業を開く。これが高じるとすべての祝日を開講日にするところまででで来るが、ゴールデンウイークだけは別のようだ。

もう一つは、月曜日の授業を学期末の適当な曜日に実施するというもの。祝日や開始終了日の関係で木曜日だけ授業回数が16回あったとすれば、その最後の木曜日に月曜日の授業を行ってバランスをとる。

さらに、ゴールデンウイークの前後や穴を休みにして、その分夏休みを削るというのもよく行われる。

もう一つ、なにもしないという対応も入れると4通り、場合によるとそれらの組み合わせで、なんとかつじつまを合わせる必要がある。

そのしわ寄せは、第一に夏休みが減るというところに来る。
かつては7月中旬から9月いっぱいは夏休みで、その中に定期試験や集中講義が入っていたし、各種サマーセミナーや出張、ゼミ合宿があったりした。研究者同士の合宿も行われた。
今はそれらの期間がタイトになり、ひどい場合は8月上旬まで試験や授業があったりするし、9月中旬に後期が始まったりする。
さらには夏休みに各種入試が行われるようになってきた。推薦やAOという名の青田買いが夏休みに行われるほか、私大は法科大学院の入試もある。

もう一つのしわ寄せは、学会である。
今日のようにハッピーマンデーに行われる学会に出席するのには、授業を休む必要があり、補講により補償しなければならない。

昔は補講というのはごく例外的な措置だったが、今はごくありふれたことである。それだけに補講の日程を確保することが、学生の空き時間も空き教室も限られてきて困難となってきて、結局学会出席を諦めようかということにもなりかねない。

困ったことである。

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コメント

「と学会」にシーズンがあったのか?と思ってしまった(^_^;)

投稿: 酔うぞ | 2009/10/12 15:27

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