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2009/09/05

japaneseの難しさ

問題
「馬鹿げる」という言葉はあるか?

今、ワープロでも一発で入力できたので、ATOK的にはありなのであろうが、「馬鹿げる」という言い方はしない。
「馬鹿げている」という言い方はする。これを文法的に分解すると、「馬鹿げる」+「いる」なのかもしれないが、その元の「馬鹿げる」という言い方はしないはずだ。

しかし辞書に載っていると、それを留学生が日作文しようとする時に使ってしまうのではなかろうか?

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コメント

「馬鹿げる」は広辞苑第六版にも載っています。
用例は「馬鹿げ-た」ですが。

投稿: nanashi | 2009/09/05 09:47

広辞苑に載っているとしても、形容詞的にしか使わないんじゃないでしょうか?

投稿: 町村 | 2009/09/05 12:51

金田一の動詞分類でいうところの第4種の動詞ですね。
日本語教育においては、(金田一の分類はともかくとして)もっぱらテイル形でしか使わない動詞もあることを、説明するのではないでしょうか。

投稿: eg | 2009/09/05 13:24

第4種の動詞
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbou_data/a5524076.html

なるほど勉強になります。
しかし上記リンク先で例に出している例は、単にサ変のような。

投稿: 町村 | 2009/09/05 13:34

 古くは「さだはる」以来,通常名詞をサ変名詞扱いする俗用がはやったので,その延長線での国文法の変容ではないかと思います。
 そのうち「まちむる」「おちある」「まるやまる」「もとける」「おぐる」(敬称略)なんて流行ったりして……。

投稿: キメイラ | 2009/09/06 01:37

たしかに最後の例文は、あまりよい例ではないかもしれませんね。ここは、「馬鹿げている」を使った例文あげたほうがよさそう。
なお、「似る」「そびえる」は1段活用でサ変ではないのでは。
さらに、この分類はテイル形が表す意味に基づいた分類なので、動詞の活用のしかた(5段など)とは無関係なはずです。

投稿: eg | 2009/09/06 10:58

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