inlaw情報ネットワーク法研究会
龍谷大学法科大学院で開催されているこの会は、図書館員と法学教授との連携を探るものとしては昨年に引き続き2回目で、情報ネットワーク法研究会としては6回目である。
早稲田では、実務家教員と図書館員との連携が行われているとのことである。
午後は刑事裁判の手続から判決に至る流れを、刑訴の教授、刑事の元裁判官に講演してもらい、これを受けて判決データベースを作る行程を説明するという、よく考えられた流れである。
もっとも、その流れを、特にリーガル・ライブラリアンにむけて解説するという趣旨を各先生が理解していたかどうかは、やや疑問である。話の中には面白いものもあり、なかなか聞かせるのだが、このリレー講演の趣旨という点からするとどうも疑問を禁じ得ない。
TKCのデータベース制作の流れでは、なお苦労が絶えない様子が窺えた。
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コメント
このイベントに参加してました。
ちょうどタダトモの件で先生の前にマイクを握っていた者です。
このときは勤務する職場を名乗りましたが、そのかたわら、大学院の社会人コースで
行政法と情報法をちゃんぽんにしたようなテーマで研究をしています。
こちらのブログは大学院に入るときの論文を書く際、北海道警の情報漏えい事件に
関するエントリを大変参考にさせていただきました。まさかその先生が
来られているとはつゆ知らず、あとで名刺でもと思ったのですが
会が終わった後うかっとしていたら見失ってしまい、果たせませんでした。
またの機会がありましたら、よろしくお願いします。
投稿: Take | 2009/09/12 21:13
Takeさん、コメント有り難うございます。
情報ネットワーク法学会の今年の研究大会は大阪大学で、12月5日に開催されます。
http://www.in-law.jp/
お時間がありましたら、ぜひお運び下さい。
投稿: 町村 | 2009/09/13 09:20