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2009/06/01

book:名誉毀損by 山田隆司

岩波新書の新刊『名誉毀損』を送っていただいた。

著者の山田隆司氏は、直接の面識は多分ないと思うが、共通の知り合いはいる。ビートニクスこと山下幸夫弁護士だ。

その関係でご紹介いただいたのか、あるいは参考文献に私の昔の論考も載っているので、その関係であろうか。

著者は読売新聞社の現役記者でありながら、論文を書いて、大阪大学の博士課程に入学し、博士(法学)を取得された。
その一般向け著書として書かれたのがこの『名誉毀損』だが、公人と私人との区別をきっちり付けて、公人については現実の悪意を要件としなければ名誉毀損の成立を認めるべきではないとの主張が展開されている。

これとは別に、ネットの名誉毀損についてもかなりのページが割かれており、参考となる。

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