UNIV:大阪大学のインフル対策
大阪大学のインフルエンザ対策措置は、中庸を得ている。
神戸市内で新型インフルエンザの発症者が確認されたことに伴い、神戸近郊に在住する学生及び教職員の方は、以下の指示に従って行動してください。 ・5月16日現在、大阪大学は通常通り開校しています。 ・神戸市近郊に在住している学生や教職員の方は、神戸市や地元の行政機関が発する情報に注意し、その指示に従ってください。 ・神戸市により休校措置がとられている地域(5月16日現在:灘区・東灘区・中央区・芦屋市)に在住の方は、毎日登校前に自身の健康状態をチェックし、発熱や咳、くしゃみ、下痢などの症状がみられる場合は、登校前に本学安全衛生管理部へ連絡し、その指示に従ってください。異常が無い場合は登校可能ですが、登下校時はマスクを着用したり、手洗い・うがいを励行するなど、感染予防に留意して行動してください。
大阪自身にも感染の広がりが見られるわけだが、いずれにしてもリスクが高い行動に絞って回避ないし予防措置を求めているところに好感が持てる。
海外に出た場合の措置も、また、H大学と比較して極めて穏当である。
厚労省が指定する「新型インフルエンザがまん延している国」*への渡航
・公務出張は原則禁止する
・公務以外の渡航は強く自粛を勧告する
・やむを得ず渡航する場合は、公用私用に関わらず事前に、部局の人事係等(教職員)、教務係等(学生)にて所定の手続きを経ること
・帰国時の検疫で隔離や停留の措置がとられることがあります
・帰国後は原則7日間の自宅待機
やむを得ず登校する必要がある場合、部局長の判断を仰ぎ許可を得たうえで、マスクを常時着用し、体温のモニターを行うとともに、講義等多人数と接触する可能性のある行為は可能な限り避けること
・帰国後は、体調(体温等)に注意し、発熱や咳、下痢などの症状が見られた場合は、直ちに安全衛生管理部へ連絡し指示に従うこと
*5月14日時点では、メキシコ、アメリカ、カナダの三か国が指定
中国のように何人か感染者が帰国したことが判明しただけの国についても、WHOは感染国にしたということで、そこからの帰国者も7日間の出講停止にするのは、やはり行き過ぎと思われる。
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コメント
今では中国より関西のほうが危ない気がするのですが
関西では7日間の自宅待機命令は出ないようですね、
ましてや、関西の人もいた東京の結婚式への出席では
何の音沙汰もなしです...
投稿: 故元助手A.T. | 2009/05/18 14:22
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2009/05/news-2157.html
こちらもご参照。
投稿: 町村 | 2009/05/18 16:34
今日,文献調査で阪大医学部図書館に行ってきましたが,入館するにはマスクをしてください,とのことでした(;´д`)トホホ…
また,講義はお休みとなっているようです。
投稿: 元教え子 | 2009/05/20 22:25