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2009/05/24

news:江藤新平銅像まつり

落合ブログで紹介されていたが、江藤新平の銅像まつりというのが佐賀で開かれた。

佐賀新聞:江藤新平の遺徳しのび銅像まつり

大阪市立大学の毛利敏彦名誉教授が特別講演し、「江藤の功績は数多くあるが一言で言えば人権の父」と紹介。佐賀の乱については、「江藤は降りかかる火の粉を払っただけ。逆賊という通説を一掃し佐賀の乱に正しく向き合う必要がある」とした。

人権の父かどうかは知らないが、少なくともボアソナードよりも早く拷問廃止を唱えたことや、行政裁判所の設立よりも、国家賠償法の制定よりも、ずっと早く、行政府に対する不服申立てや損害賠償請求を可能にしようとしたことなど、時代に先んじすぎて受け入れられなかったというのが本当のところだと思う。

とかく、「速訳せよ、誤訳もまた妨げず」とか、「フランス民法典の国名を日本に置き換えて制定しよう」とか、そういう面ばかりが有名だが、それだけではない。

先日のNHK歴史ヒストリアでは、そのあたりが実に正確に描かれていた。

参考文献
江藤新平―急進的改革者の悲劇 (中公新書)

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