人事訴訟at南京師範大
南京師範大学法学院にて、人事訴訟と家事審判についての日本法の講演を行った。
学部生主体の講演であり、一般的な制度と特徴についての説明である。
学生たちは、講演後の質問の時間に、我も我もという感じで質問してくる。
講演は原稿を読んで通訳に中国語を読んでもらうので、しゃべる方も聞く方も退屈な面があるが、質問に対する回答は、まさにその場にいる学生たちが聞きたいことを説明するということになるので、活気もあって楽しい。
講演内容とは関係がないがと前置きされて、裁判員制度の導入について評価を問われたのは少し驚いたが、中国でも知られているらしい。
裁判員が情緒に流されるかも知れないという懸念は、これはやってみないと分からないのだが、時間を節約するために雑な審理に流れるとか、早く帰りたくて真面目に取り組まないとかの可能性は構造的な問題で、3日で終わるなんてスローガンを一人歩きさせている現状では、心配である。
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