Book:判例とのその読み方
春は改訂ラッシュだが、この本は古典的名著の何年かに一度の改訂がたまたまこの時期になったと考えられようか。
従来の装丁を一新しただけでなく、平成20年までの新判例も追加されている。
そして、判例の結論命題・理由付け命題という、昨年のH大LS法情報学で取り扱った問題についても、最判平成19年5月29日における那須判事の反対意見と上田・堀籠両判事の補足意見との論争が取り上げられ、紹介されている。
この問題を考える上での好個の判決とあるが、まさにその通りである。
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